月次アーカイブ: 6月 2015

 文部科学省は2020年の東京オリンピック・パラリンピックでメイン会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の問題で、現行の流線形の屋根を支える2本の巨大なアーチを残すデザインのまま、大手ゼネコン2社と今月末にも契約を結ぶ方針を固めたそうです。

 新国立競技場のデザインは、3年前の国際コンペで選ばれた建築家のザハ・ハディド氏の作品が基になっています。しかし、総工費が3千億円に膨らむとの試算が出たため一部のデザインを変更、延べ床面積を約2割縮小するなどしていました。しかし、屋根を支える400メートルを超える2本のアーチが技術的に難しく、工期が延び建設費が膨らむ原因だとして、一部の専門家から見直しを求める声が出ていました。

 また、その費用負担を巡って文部科学省と、東京都の桝添知事が激しく対立するなど、悪い意味で注目を集めています。

 下村博文文部科学相(61)は22日に、建築家・槙文彦氏(86)らのグループが示した新国立競技場のデザイン見直し案に関し、その意見を取り入れる考えを示し、「1週間くらいで最終決定しなければならない」としていましたが、どうやら現行のデザインで行くようです。総工費は基本設計時の1625億円から900億円ほど膨らみ、2500億円程度になるとみられます。

 ここ数回のオリンピックでメイン会場の建設費は300億から600億円程度ですから、新国立競技場の2500億円は破格です。と言うか、は基本設計時の1625億円が既に破格でした。しかし、とにかく決まったのですから後は作るだけ。しっかり間に合わせて貰いたい物です。