月次アーカイブ: 3月 2015

厚生労働省は10日、東京都港区にある日本臓器移植ネットワーク本部に対し、臓器移植法に基づく初の立ち入り検査を始めました。

同ネットワークが今月2日に脳死臓器移植の患者選定を誤り、本来選ばれるべき患者よりも優先順位が低い患者が選ばれて移植手術が行われた問題を受けたもので、立ち入り検査は13日まで行う予定。  同ネットワークは昨年11月にも患者の選定を誤り、同省から文書指導を受けたばかりです。いずれも、登録の移植希望者から適合者を選定する際、担当者が手順を勘違いしたり、パソコンの操作を誤ったりしたことが原因で、その時も本来選ばれるべき患者よりも優先順位が低い患者に腎臓が移植されました。

患者の優先順位を間違える、と言うのはかなり深刻な話です。移植のチャンスというのは決して多くなく、特に重症者にとっては時間との闘い。そのチャンスを逃せば、もう次はないかも知れないのですから。それが、手順の勘違いとか、パソコンの操作ミスで、とは。順番を飛ばされた患者の心中は察するに余りあります。